2011年3月7日から8日までの読書日記


■3月7日の読書日記
◎今日の絶対おすすめ本

  • いける本・いけない本(第13号)

→タイトル通り、おすすめの本を紹介する冊子。
こんな本がすすめられていました。
チェーホフ/沼野充義訳『新訳 チェーホフ短編集』(集英社
湯浅誠『どんとこい、貧困!』
・須藤靖『一般相対論入門』
中井久夫『私の日本語雑記』
◎日高優『現代アメリカ写真を読む-デモクラシーの展望』

  • 「ザ・ファミリー・オブ・マン」展
  • ビル・オーエンス『サバービア』
  • ティーブン・ショア『ロード』

舞城王太郎 『獣の樹』
◎光森裕樹『鈴を産むひばり』
立岩真也『人間の条件 そんなものない』
・『まんが学特講 目からウロコの戦後まんが史』
◎竹内敏晴 『レッスンする人―語り下ろし自伝』

井筒和幸、今週の映画監督ムービーメーカー
→『英国王のスピーチ
見たい映画はこの連載か、「アエラ」の藤原帰一の連載から選んでいる。


■3月8日の読書日記
・『本の話』11年3月号
松田哲夫西加奈子『円卓』 書評、「言葉」がテーマであり主役の小説

・『波』11年2月号
高橋秀実、村上さんってどんな人?、村上春樹村上春樹 雑文集』書評

→村上に〈忠言〉している箇所があり、びびった。たいしたことを言っているわけではないし、僕がびびることはないのだけれど。

〈例えば授賞式での挨拶。「賞は作品が受けたのであって、僕個人がどうこう言う筋合のものではない」とか、「作家にとってのいちばん大事な賞とは、あるいは勲章とは、熱心な読者の存在であって、それ以外の何ものでもない」などと、なにもそこまで正論を語ることはないだろう。ボツになったという短編も「やっぱりそれは止めておいたほうがいいんじゃないですか」と忠言したくなる。〉



俵万智、田辺マジックの素晴らしさ、田辺聖子田辺聖子の古典まんだら(上・下)』書評
→俵さんの文章が好きだ。


▲池上 彰、最強コンビならぬ最凶コンビ、西原理恵子・佐藤 優『週刊とりあたまニュース―最強コンビ結成!編―』書評


井上章一、ふるさとを、遠きにありてふりかえる、今野 浩『工学部ヒラノ教授』書評


・『月刊百科』11年3月号
大谷昭宏、事件記者[28] グリコ・森永事件(3)
→すごく面白い。大谷さんは、読売新聞社会部記者時代のことを書いているときが、一番面白いと思う。