2010-01-01から1年間の記事一覧

今年、よく見たサイトベスト5

1: 北村早樹子 「わたしの一角獣」 2: 金子山 写真EXPO http://kanekoyama.com/diary 3: セックスをこじらせて http://www.pot.co.jp/kojirasete/ (このあたりの出来事は、言葉を尽くせば尽くすほど偽善的に思えます。自分を責めても偽善、自己満足という気…

宮本百合子『伸子』

『伸子』は金持ちのわがままなお嬢さま伸子が、佃という男と出会い結婚し、離婚するまでを描いた私小説。 作者の宮本百合子は1899年に生まれた。『伸子』が書かれたのは1924年。吉本隆明が生まれた年だ(翌年には三島由紀夫が生まれる)。 この小説を読み、…

2009年07月06日と07月18日の日記

■「エンジェル」フランソワ・オゾン監督 「マリー・アントワネット」を、服などの映像を楽しむ映画と言っていた人がいるけれど、こっちのほうが服の変遷は楽しい。 でも、暗い話。 ■他に見た映画。※ ◎はとくに面白かった。○は面白かった。 ○ふたりの5つの分…

宮本百合子「伸子」 〈「私ね……考えたの。……若し結婚するなら……私は……」 佃は、打たれたように体をのばし、ぐっと両手で伸子の顔をはさん(※)で自分の前へ持ってきた。 伸子は涙でぐっしょり濡れ、上気し顫えながら、懺悔する子供のように一気に云い切った…

鋭く内省的な視点を持ったドキュメンタリー『CHRONICLE』について

『CHRONICLE』(フジファブリック)レビュー タイトル:鋭く内省的な視点を持ったドキュメンタリー『CHRONICLE』について フジファブリックの志村正彦は昨年12月25日、29歳の若さで亡くなった。生前に発売された4作目『CHRONICLE』。今作について志村は「ロ…

memo

日本の文学 78 名作集 2 超ブルーノート入門−ジャズの究極・1500番台のすすめ−(集英社新書 0163) 黄昏のダンディズム ウディ・アレンバイオグラフィー シーサイドバウンド−武田花写真集− 川端康成(近代浪漫派文庫 32)だからどうした本の虫 …

2010年10月に読んだり、読みそこねたりした本 (ほとんど、読み損ねた)

BRUTUS−ブルータス− 2009年11月01日号 BRUTUS−ブルータス− 2009年12月01日号 文學界 2010年05月号 2010 文藝 2010年7月 夏号 20 昭和文学全集 24 辻邦生 小川国夫 加賀乙彦 高橋和巳 倉橋由美子 田久保英夫 瀬戸内…

10月12日の日記

今日やった事 教習所 チャットモンチー聞いた インターネット(やりすぎ) ライター買う 明日やること お金をおろす。ビデオを借りる お金の送金(月曜日)。部屋の掃除 インターネットはやり過ぎないこと。 - 『寝ても覚めても』柴崎友香 「三十過ぎて友だ…

レミオロメン「花鳥風月」が指し示す生活のあり方について

「何だか不思議だよね 生きているって」 「そうさ色々だよね 生きているって」(花鳥風月) レミオロメンのアルバム「花鳥風月」のタイトル曲だ。僕は、ずっと、歌詞に出てくる「色々」という言葉にひっかかっていた。その「色々」がどのように「色々」なの…

9月12日から25日までの日記

■「そこはいきどまりだよ。」しりあがり寿 60点。 「最近の若者は複雑な人生に対し簡単な答えをみつけようとしすぎる」といった若者への熱いメッセージがたくさん書いてあるマンガでした。読んでいてげんきになりました。かもしれません。 ■「さよならもいわ…

『裏本時代』本橋信宏

「ああ、おとうさん? 草野でございます、お元気ですか? 突然のわがままですが聞いていただけますか? いやちょっとですね、『スクランブル』の真ん中の四色のニページ差し替えてもらいたいんです。 いや、そうおっしゃらないで、たしかにご無理はわかって…

10年9月18日までにみた映画。

□川の底からこんにちは 85点。これが一番面白かった。 □3-4X10月 80点。2番めに面白かった。 □サイタマノラッパー □サイタマノラッパー2 60点。http://d.hatena.ne.jp/tatatata000/20100707#p1 □ケンタとジュンとカヨちゃんの国 □告白 60点。うーん。 両方の…

日本近代文学の起源

131p しかし、そのような考えこそ「健康という幻想」(ルネ・デュボス)なのであって、病気を生じさせるものは悪でありその悪を除去しようという神学の世俗的形態にすぎない。科学的な医学は、病気にまつわるもろもろの「意味」をとりのぞいたが、それ自体も…

2010年9月に読んだり、読みそこねたりした本

1日本近代文学の起源 2殺人者たちの午後 3 4芥川賞全集 第7巻 5 6裏本時代 7 8夏の庭−The Friends− 9 10文藝 2010年夏号 2010.05. 11父の像 12ピカレスク−太宰治伝− 13時のかさなり(CREST BOOKS) 14日経ビジネス Associe …

2010年8月に読んだり、読みそこねたりした本

ドリーマーズ スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則 スターバックスコーヒー−豆と、人と、心と。−(The branding 01) スターバックス成功物語 スターバックス5つの成功法則と、「グリーンエプロンブック」の精神 日本…

2010年7月に読んだり、読みそこねたりした本

映画1+1 映画芸術 2007年8月号 映画芸術 2009年11月号 映画芸術 2010年5月号 風花 ドリーマーズ hon・nin列伝−セキララなオンナたち−(本人本 02) 名セリフ! 68年の女を探して−私説・日本映画の60年代− わが映画批評の五〇…

2010年5月に読んだり、読みそこねたりした本

裸者と裸者 下 邪悪な許しがたい異端の 裸者と裸者 上 孤児部隊の世界永久戦争 おまえは世界の王様か! どうで死ぬ身の一踊り 楽園の鳥−カルカッタ幻想曲− 圓生百席:11:「がまの油」「蛙茶番」/六代目三遊亭圓生 小説の読み方−感想が語れる着眼点−(P…

2010年6月に読んでいた本と聞いていたCD

ニッポンの思想(講談社現代新書 2009) すべてがFになる−The perfect insider−(講談社文庫) 僕が批評家になったわけ(ことばのために) 愛する作家たち 水曜日の神さま 芥川竜之介全集 6(ちくま文庫) 現代ロックの基礎知識 詩と…

「CRUDE」(松嶋×町山 未公開映画を観るTV)

この映画はきつかった。 まず、ウソをついている人間に憤った。でも、もしも自分が歯車になってとても大きな企業の思惑に巻き込まれるとしたら・・・。案外、罪悪感は感じないのかもしれない。大企業の犬になって、ウソをついている人間は、どんなふうに自分…

図鑑に載ってない虫

わりと冒頭のシーンで海から落とされる→中盤で、その意味がわかるシーンがおもしろかった。 でも、それをいちいち図入りで説明するのが、くどかった。 岩松了がたまらない。あの声はいい。頭の良い学校の、もてそうな不良みたい。ずっと聴いていたい声。「た…

アパートの鍵貸します

(レストランでの会話。不倫のカップルの別れ話) 女:しょせん 妻子が避暑の間の浮気 相手が秘書でも何でも9月になれば さよならよ 子供は学校 男は妻の元へ そして女は・・・ (食べているエビを見て) エビの味が落ちたわ 男:別れたくない 女:自分には…

2009年10月1日ごろの日記

さぼってばっかり、ネットサーフィンしてばっかり。 そんなことしてる場合じゃない。今年観た映画で一番は「空気人形」。 本は、「ミュージック ブレス ユー」。作家では、山崎ナオコーラ。音楽家だと、いっぱいいるな。つしまみれ 榎本くるみ 間々田優 人に…

川の底からこんにちは

川の底からこんにちは見る。途中、主人公のキャラがくずれるシーンがあった。今までのクールなキャラから一転、自分の思いを素直に大きな声で話しだす。でもそこがいい箇所だった。 同じ日に「サイタマノラッパー2」を見た。「川の底から」の“演説”に該当す…

サイタマノラッパー2

○女の一人が中絶したばかりの体で夜逃げするシーン。安藤サクラが借金で夜逃げするシーン。(選挙に落ちた父親の事務所のシーンも) は、泣きそうになる。けれど、不幸のための不幸のような気もした。 ○ラストシーン。親戚の前でのラップも、泣きそうになる…

ケンタとジュンとカヨちゃんの国

○安藤サクラがよかった。 ・安藤サクラは高良健吾にブスと言われまくる。彼のアヒル口から発せられるとひどい言葉もかわいらしく聞こえる。方言をしゃべる人間に感じるかわいらしさ。つたない話し方は、子どもが言ってはいけないことをわかっていながら面白…

サラバンドみる。

○NHKBS 太宰治短編集「犯人」 詩人 レエルモントフ 「帆」 嵐の中にこそ平穏のあるが如くに、せつに狂瀾怒濤をのみ求むる也。 ○NHKBS 太宰治短編集「畜犬談」 〈そうだね。飢え死にすることはないだろう。なんとか、うまくやってゆくだろう。〉 ○サラバンド…

「闇の列車、光の旅」

○危険な状況を救われた女の子と、青年ギャングの話。 列車で偶然出会い、助けられる。その後すぐに、女の子は「信じている」と言う。そして、家族と離れて青年に付いていく。ここが印象に残った。 ○なぜ、家族よりも会ったばかりの男を信じたのだろう。 (逆…

パーマネント野ばら

・原作を知らなかったので、ラストは衝撃だった。 ・小池栄子がすごかった。僕の今年の助演女優賞はこの映画の小池栄子だ。 ・池脇千鶴。この役の女と結婚して、この映画のようにダメ男として池脇と暮らしたいと思った。 この監督は女の子が寝ているのを撮る…

「リアル」8、9巻。

〈選手としての能力が2か月やそこらで そんなに変わるもんじゃねえでも一方で勝敗や数字は・・・ちょっとしたディテールの積み重ねで ひっくり返すことだってできる〉 〈自分で決めた課題を何一つやり残さないで臨みたい ディテールを心の部分でも〉〈ダメ…

3月5日から11日の日記。

■3月5日 ○筆談ホステスの上巻を読む。下巻も読む。普通だった。著者は1987年生まれだった。 ○ぜんぜん仕事をしていない。やばいやばい。18時20分からダッシュで××を終わらせる。 19時5分②。mi、ymn。1928 ⑤ 。ymn。2000 ②。ym。 ■3月8日 ○髪を切る。美容師さ…