最近見た映画

0 『インビクタス/負けざる者たち
見る前の期待■ほんとのほんとのほんとに楽しみだ。
その他、雑感■DVDの作りがよい。すぐに吹き替え/字幕が切り替わる。ブルーレイだからか。
映画は好意的に見た。今年のベスト10には入る、感動的な映画。
モーガン・フリーマンの抑えているけれど、底知れぬ闇を抱えているような演じ方、日常を丹念にねばりづよく撮る描き方に背景を考えさせられる。
まぁ、はっきり描いているけれど、胃が痛くなるような場面で、毅然としていなきゃいけないし、笑顔でいなきゃいけない。それを平然とやってのけるように見えて、実は彼にも問題があって、というようなことが小出しに描かれていく。

彼の魅力が、他の人と同じように接しているように見えて、通じない相手がいる。それが家族なのだけれど、モーガン・フリーマンは、他の政治の場面での彼の振る舞いとまったく変わらないトーンで演じる。家族と根本的にうまくいかない「みぞ」の原因は、根本的なもので、誰が悪いでもなく、彼の魅力というかパーソナリティーを受け入れる場所ではないことが示されて、つらい。


1 『パンズ・ラビリンス』生涯ベスト10に入る映画なので点数は100点


2 『シャイニング』100点→点数つけれないほどすごい。別格かも。
でも、全部みてしまったあとの、なーんだ、というがっかり感があったのも確か。


3 『ニノチカ』つまんない。30点
女優がタイプじゃない。冒頭に出てくるフランスのメイドんがかわいいし。

4 『利休』……15点……いや、簡単に否定しきれない気がするから?点。

5 『チェイサー』普通によく出来ているだけなので22点。
たるい映画である。この映画にいい所があるなら教えてほしい。

6 『チャイナタウン』 
はじまって数分での感想■悪い映画じゃないと思う。浮気調査/探偵もの。依頼主である、妻はなりすましで、本物ではなかった! はじまって数分では主人公はいい人として描かれる。本当はどうなの?
最後まで見ての感想■最後はアンハッピーエンド。後で、調べないといけないけど、で、なんでチャイナタウンなの? タイトルが。

7 『フリーダムライター』85点
『キンキーブーツ』と比べるとわかりやすい。こっちもあっちも実話だけど、こちらにはきちんと葛藤がある。そして、『キンキー』の従業員と主人公との間には描かれなかった、ちゃんとした対立や葛藤が生徒と主人公との間にある。丁寧なのだ。一人ひとりの描き方がとにかく。


8 『世界でいちばん不運で幸せな私』※まだ見てる途中
はじまって5分■うーん、なんか、いやなよかん。
途中の感想■空を飛ぶシーンの貧乏くささは殺意をおぼえたし、移民とかだしときゃそれっぽく(高尚に)見えるとおもってそうでいやだけど、この映画の趣味の悪さは最高である。
本当に最高である。


9 『キンキーブーツ』
48分での感想■すげーいい話だけど、先がよめすぎてる気が。あと一時間もこの話持つのか?
やっぱりノレない。
途中の感想■大した困難じゃないよね。
見終わっての感想■ぬるい絶望なので、ラストのショーでのあの人たちの登場も予想通り。
それをこえるような映像を見たかった。

でも、はなしは悪くないので、70点の映画が見たい気分の人にはおすすめかも。
人畜無害なJ-POPが好きな人とか。映画見過ぎて、いろんなことに疲れた人とか。
悪い気分になる映画じゃない。主人公は最低に甘えた人物だけど。




10『マルチェロの映画』