ソラニンを観た。
■映画「ソラニン」。
一緒に観に行った人が言った言葉が印象に残った。〈「答えが出た」と種田の日記には書いてあったけれど、答えなんて本当は出ていなかった〉すごく、いいなぁと思う感想だった。
■本「ブレードランナーの未来世紀」町山智浩
〈優れた映画とは、キャラクターが観客の第一印象のままに終わらず、層を剥ぐように意外な本質を見せていくものだ。〉
〈『デュエリスト』でスコットはダヴィッドやフェルメールなどのさまざまなスタイルのヨーロッパ絵画を各ショットで再現してみせる。フェローが雲の間から差し込む太陽の光を見つめるラストショットは奇跡のように美しい。〉
・〈奇跡のように美しい。〉というような著者の印象は、この本ではめったに語られない。だから気になって、この映画を観てみたくなった。
〈イギリスの作家ジョージ・オーウェルは、スペイン市民戦争で、フランコ将軍のファシスト政権と戦うため、マルクス主義者統一労働者党の義勇軍に参加するが、そこで見たのは、ソ連のスターリン政権に操られたスペイン共産党内の密告、粛清、拷問、処刑だった。その体験に基づいて書かれたのが『1984年』である。〉
・ジョージ・オーウェル「1984年」の要約。
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■映画「センチメンタル・アドベンチャー」観たい。
■(今回も最初の数カット、教会の外景から内部のパイプオルガンをやや仰角気味に撮っているところなど、NGだと思いました。〉文学界09年5月号
・「仰角」という言葉をいつか使ってみたい。