日本近代文学の起源

131p
しかし、そのような考えこそ「健康という幻想」(ルネ・デュボス)なのであって、病気を生じさせるものは悪でありその悪を除去しようという神学の世俗的形態にすぎない。科学的な医学は、病気にまつわるもろもろの「意味」をとりのぞいたが、それ自体もっと性の悪い「意味」に支配されている。


p87
しかし、こうしたパースペクティヴはあることを自明の前提としている。それは表現さるべき(ママ)「自己」が表現に先立ってあるという考えであり、あるいは表現さるべき自己と表現されたものとのニ分法である。

感想:パースペクティヴって何なのかがわからない……。
調べた。まだ意味わからん。
遠近感。近くの物は大きく、遠くの物は小さく写る大小の差のこと。一般に広角レンズで顕著。
他に英単語としては、遠景、眺望、予想、見通し、視野などの意味がある。



p13
これがフォルマリスト的な見方であることはいうまでもない。

感想:フォルマリスト的な見方の意味がわからない……。
調べた。まだ意味わからん。


文学作品を自立した言語世界としてとらえ、言語表現の方法と構造の面から文学作品を解明しようとした。すなわち、“何が”書かれているかではなく、“いかに”書かれているかが先ず問題とされた。