ロッキー

■アポロ・クリード
アポロ・クリードは登場シーンで、ジョージ・ワシントンの格好をしている。
ふざけた感じを、この映画ではさらっと撮っている。お祭り騒ぎの雰囲気のなかではあまり目立たない。
あのおふざけがあるから、より、観る人にロッキーに勝ってほしいと思わせる。
このシーンによって、アポロは悪役としての役割を果たしているのだ。
悪い奴なのでなく、うざい奴という敵役の作り方となっている。

■死闘
DVDのチャプターには試合の中盤は「死闘」というタイトルがついている。
3・5・7ラウンドまではラウンドガールの数字だけで示す。
そこからの戦いはまさに死闘。
ただボロ負けをして、最終ラウンドまで持ちこたえるという展開ではなく、いい勝負をしている。
僕はこの映画を初めて見た。
これだけ有名な映画なので、結末は何となく分かっていたけれど、ロッキーは勝ってもおかしくないほど善戦していて、思わずあつくなった。