『身体のいいなり』内澤旬子
処方された軟膏は、副賢皮質ホルモン、つまりはステロイドだ。よく効くのでべたべたに塗りまくっていた。すこしだけ、利き手と逆の薬指で撫でるようにそっとつけるのが今では常識だが、そんな指導はまるっきりなかった。のんきな時代だ。だいぶ目立たなくなったけれでも、口の周りはおかげで今もワントーンだけだが黒くやけている。

『身体のいいなり』内澤旬子
一錠でも飲み忘れれば効果は格段に弱くなるし、途中で良くなったからと決められた投薬期間を守らずにやめてしまうと、再発したときに投薬しても効かなくなると説明され、必死に時間を守って飲んだ。薬というものはそういうものらしい。はじめて知った。


佐伯チズ佐伯チズメソッド  肌の愛し方育て方 ―今までだれも言わなかったスキンケアの新提案50』
○たとえば、化粧水をつけたらその成分が肌に浸透するまでに3分ほど必要なのです。そして、肌が十分にうるおったら美容液。そしてまた3分間待って、十分に栄養分が肌の奥に浸透したらクリームでフタをします。
 前につけた化粧品が浸透しないうちに次から次へと重ねづけしてしまったら、結局、どの化粧品も十分に効果を発揮しないまま、ただ肌の上で混ざり合うだけ。